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K+O
胸の刺青
星型の刺青は、妖鬼隊に入隊する際に彫ったもの。
心臓に近い位置に印を刻む事で、より効率良く妖力を操る事が可能とされる。
術を使う際は、そこへ妖力が集中する為、狙われると逆に厄介。
その為、妖鬼隊に属する者は皆、心臓の裏にあたる背に刺青を入れるのだが、
娯暮雨と、その娯暮雨よりわずかに先に入隊した芹だけが胸に刺青を入れている。
因みに、術を使う際は娯暮雨の場合、刺青が仄かに蒼く光る。
星の形を選んだのは、単に星が好きだから。
幼少の頃、身に封じられた邪鬼を憎む大蛇に襲われ、丸呑みにされた際に
蛇の呪いによる鱗の痕と、その蛇を殺すべく這い出た邪鬼の残した痣とが
胸元に残り、そこへ被せる様に刺青を入れていた。
封じられていた邪鬼を滅した事で蛇の呪いも解け、
現在は鱗の痕、痣ともに消えている。
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