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鬼狐面

鬼と狐が混じった様な奇怪なお面。被ると精神安定・集中力UP効果がある。
 
赤ん坊の頃、この面に乗った状態で白い布に包まれ橋の下に置き去りにされて
いた所を現在の育ての親であるおじいちゃんとおばあちゃんに拾われた為、
生みの両親と繋がる唯一の品でもある。
 
本人も、他の誰も知る所ではないが、約三千年前の事こと。
赤子が生まれると祝いの面を贈る風習のあった妖孤の里のしきたりに従い、
鬼と夫婦となった九尾の妖孤である母親が、まだ物心つかぬ娘へと贈った品だった。
母親はこの面を「とてもイカしている」と思っていたのだとか。
因みに、鬼を封ずる力を持つとされる妖孤と鬼が夫婦となった事例は他になく、
娯暮雨だけが唯一の「鬼狐(きっこ)」族である。
 
現代の鬼ヶ岳では、何年か前までは赤子へ面を贈る風習が残っていたが、
今は鬼の子だけに面を贈る風習が残ったと言われている。
故に妖鬼隊の面々は、その正体を隠す際や先祖を想って戦に出る際、
または独自の理由を持って、其々の面を被って行動する。

(きっこめん)

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